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てぃむてぃむ 沈黙のでぃさぴあ

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ジイちゃんズ

 高校生のとき、ウチの田舎青森のジイ様が亡くなった。

親戚一同大集結で、地元の寺で葬式が行われた。

ジイ様の墓はとんでもなくデカかった。
霊園行くとよく意味のわからない大きさのお墓あるじゃないですか、アレ。

なんじゃこりゃ、と思った。流石ジイ様だ。


 そして、広間で皆で食事の時間。大人は酒飲みワイワイやってる。
私はサッサと食事して暇になった。午後の部が始まるまで時間がかなりある。

 私は暇すぎて寺の中を探検することにした。かなり広い寺だった。


 そして、(たぶん)入っちゃいけないであろう部屋に侵入。
宝物庫ってやつ?彫刻や巻物が沢山しまってある部屋だった。

さすがに、巻物広げて見るようなことはしなかったけど。


 壁にかけてあるもので今でも覚えている絵巻がある。

所謂「地獄絵図」というヤツだが、その壁に掛けてあるやつは、絵の上の部分に極楽のような場所も描いてあって、下に下るほど地獄になっていくやつだった。

針の山、血の池、人を食う鬼。中々、グロい。一人ひとり苦痛の表情まで描かれている。



 上に目を移すと、まるで平安貴族の屋敷のような綺麗な風景が描かれていて、
十二単ぽいものを着て、フワフワの衣を体にかけた天女数人が地獄を見おろしている。
とても優しい色使いで綺麗。

 どれもとても細かく書かれているので、顔を近づけてよく見ていった。


んで、この上と下の違い。描かれているモノもアレだし、色使いが余りに違うもんで、目がチカチカする。

地獄の方は、血だが溶岩だか分からないが赤い色が基調で、鬼も真っ赤。加えてガビガビした渇いた灰色の剥き出しの岩。

 コントラストっていうのか、正反対の景色を一枚の絵で描いているのを見て、私は気持ちが悪くなった。
酒飲んで吐きそうになる感覚にそっくり。


 で、宝物庫に姿見が置いてあったんだけど、私の顔は紫色になってた。今にも吐きそう。
寒くて体がガタガタ震える。

辺りは静かで、ワイワイやってる大人達の声も聞こえない所だった。

いきなり変な孤独感に襲われ、
何か罰でも当たったんじゃないかと怖くなり、みんなの所に戻った。



 顔面紫の私に皆ビックリ、「風邪引いたんじゃないか?」とのことで先に帰る事になった。
ウチの親父は飲んでしまって運転できない。

私は親戚のワゴンの助手席に乗せてもらって、葬式の間泊めてもらってる親戚の家に向かった。


車の振動でヤバイ。遠くの、青森の綺麗な景色を眺め吐き気を抑えようとしたがダメだ。
車に酔ってるわけじゃないのに、酔い止めしても意味がない。

 私は、頭の中で親戚の家の間取りを思い出し、全く無駄なく便所に駆け込めるようにイメトレをしていた。

口を開け声を出したら出ちまう
着いた瞬間、親戚に「ありがとう」もなく車のドアを開け、ダッシュ。
玄関の鍵をこじ開け、便所でフィニッシュする。走って体を揺らしてしまっても、吐く前には便所にいけるはず。

いや、いかねばならん。


 にしても、便所の芳香剤の臭いと、ちょっとした不潔感を想像するとまた吐き気が加速。吐いてる時の自分を想像して更に吐き気はMAX。


でも、一度出しちゃえばそれでスッキリ、もしかしたらまた寺に戻って行事に参加できるかも。

私は礼服のネクタイを外す。



 約5分後
家に到着、車が静止した瞬間、中でやっちまった。
 葬式で思い出したので、昔話をもう一つ。


これは中学生の時、私のジイちゃんが亡くなった。


朝方、病院から電話が掛かってきて、
ジイちゃんの容体が急変「もうあと数時間も持たない」との知らせだった。

私達家族はダッシュで車に乗り、病院に向かった。


 病院まであと数分の所で渋滞につかまる。車を運転する親父が、「皆先に行ってろ!」と言うので私はドアを開けて走った。

病院と逆方向だった。

1kmくらい走って気がついた。後で聞くに、家族が大声で私を止めようと叫んでたそうだが、私は聞こえてなかった。


 やっと病院に到着。間に合わなかった。
どうも私達が車で家を出てちょっとの辺りでもうダメだったらしい。


私はジイちゃんの横で看護師が用意してくれたイスに座りポカーンとしていた。


 んで、
小さい頃の、夏の日、
ジイちゃんの運転するチャリの後ろのカゴに乗せられ、公園に連れていってもらってる景色が頭の中に流れた。
ジイちゃんがサンダルで漕ぐ左右のペダルを、首を振って交互に眺めていたのを思い出す。
その時通った道路に書かれた交通表示から、アスファルトに反射する日光まで、信じられないほど鮮明に頭の中に浮かんだ。
その瞬間、声出して泣いた。

号泣したのは初めのことで、自分でも何でこんな情けない事してるのかビックリした。でも抑えられない。
ジイちゃんの横たわっているベッドに顔面を押し付け泣きまくった。


 ジイちゃんは運び出され、安置するために処理を施されるという。


落ち着いた時には昼になっており、皆で近くのファミレスに向かう。
この時私達は、私と母と弟と妹、駆けつけてくれた親戚1名の計5人だった。

親父やバアちゃん、他にもジイちゃんに近しい親戚の人は病院で何か説明を受けてたらしい。

 
 正直、何も食いたくない。食欲というのが完全にどっか行った状態。

親戚が「これから少し忙しくなるから食っとかないとダメだ。学校休めて嬉しいだろ?」とか言ってきた。
やったぜ。


 で、ファミレスの店員の様子がおかしい。

母が「5名です」というと、店員「はい。かしこまりました・・・? 6名様・・・?ですね」という。

母が「いえ、5名です」と伝えなおす。


 そして、昼時なのでちょっと待つことに。



時間が来ると、また他の店員が来て「お待たせしました。えーと・・・○○様・・・?6名でよろしかったですか?」と言う。
母が「5名ですけど」と伝える。


テーブルに案内され、座る。


 母「6人、6人って、変なの。」

親戚1「いやー。まぁこういう日だし。オヤジ(ジイ)さんも寂しがりだから。」
「着いてきちゃったんだよwwwまったくwww」

 母「そうね。そういうこともありそう。」


私はちょっとビビり、この時から少し迷信深くなった。



 毎年春になると思い出すので、今年はブログに書いてみた。


思い出すというか、春彼岸の時期になるとドンピシャでジイちゃんの夢を見るのでガチだと思う。
夢の中でも会えてとても嬉しい。
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  1. 2015/04/18(土) 22:28:02|
  2. 未知
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

今晩は。

前々から思っていたのですが
音、気配等に敏感で
感受性のとても豊かな方ではないですか?

ご先祖様は、他の神サマより何より見守ってくれている存在だと私は思っています。
亡くなった方の思い出話は供養になると思います。お彼岸だけでなく、ガンガンどうぞ。(^_^)
因みに、私は辛い時ほど無理くりでも食べますよ~。
  1. URL |
  2. 2015/04/23(木) 20:14:35 |
  3. ピアース.D. #-
  4. [ 編集 ]

Re: 今晩は。

 コメントありがとうございます!!

感受性ですか!?そうだと嬉しいのですが、恐らくはただの神経質なビビり症だと思います(笑)


 私は彼岸やお盆など特に意識していないのですが、春彼岸になると不思議とお爺さんの夢を見ます。
特別な繋がりを感じることが出来、嬉しいです。

 私は精神的に弱いのか、ショックなことがあると食欲を失ってしまいます。
そういう時こそ食べることが大事なんですよね。
  1. URL |
  2. 2015/04/26(日) 23:36:17 |
  3. クック #-
  4. [ 編集 ]

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